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  ルートはり・きゅう院

大分県大分市北下郡の鍼灸院「ルートはり・きゅう院」のホームページです。
皆様の健康を「根っこ」から考える治療院です。
院長:佐藤 雅彦
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スマホが及ぼす人体への悪影響と軽減策を考える
 当院にいらっしゃる患者様にも、スマホの使いすぎによる症状をお持ちの方が多いようです。

 今さらではありますが、院長もこの記事を書いている1ヶ月ほど前に、6年以上使ったガラケー(従来型の携帯電話)をスマホに変えまして、身をもってその影響の大きさに驚きと恐怖を感じているところです。

 スマホを持つことで人体に悪い影響があるということは、健康をテーマにしたテレビの教養番組やまとめサイトに再三取り上げられている内容なので既にご存知の方は多いと思いますが、このタイミングで初めてスマホを手にして改めて「もっと問題視されるべき」と思ったこともありますので、記事を書こうと思った次第です。

 スマホの使いすぎが原因と考えられる症状には次のようなものがあります。

・肩こり、首こり(ストレートネック)、腰痛、腕の痛み

 主にスマホ使用時の姿勢の悪さや、長時間同じ姿勢をとったため血流が悪くなって起こる症状です。概ね、首が背骨の真上になく少し前に突き出た状態になり、肩は前にすぼまったような、大げさな猫背のような姿勢になりがちです。首や肩まわりの一部の筋肉が伸びっぱなし、縮みっぱなしになったり、首から出ている神経が圧迫されたりして、こりや張り、痛みなどの症状が出ます。

 首まわりの症状が悪化すると、脳に血液を送る血管が伸びたり圧迫されたりして細くなり、頭痛や貧血のような症状、脳の血流不足が深刻化すると全身症状まで発症する可能性があります。
 
・腱鞘炎(スマートフォンサム)

 利き手(スマホ操作手)の親指側の手首のあたりや、母指球(手のひらの親指の下の膨らみ)、前腕の後ろ側(手の甲側)、肘の外側あたりまでに痛みが出ます。親指と人差し指、親指側の手首にスマホ操作以外で今まであまりなかった筋肉の動きがかかっており、疲労しやすいものと思われます。

・目の異常(眼精疲労、視力低下、ドライアイなど)

 スマホの画面は高解像度できれいなため、小さな画面の中にとてつもない情報量で文字や画像が表示されています。また、スワイプ操作などで画面が高速でスクロール(流れる)することが多く、意識して画面を追っていないつもりでも、画面からの情報を認識しようとして目が高速スクロール中の文字や画像を追っています。知らず知らずのうちにスマホを凝視しているので、まばたきが減り、眼球を動かす筋肉も固まってしまいます。

・睡眠不足、生活リズムの崩れ、自律神経失調症

 パソコンや家庭用ゲーム機と違い、電車の中や寝床の中でも操作できてしまうので、SNSやゲームに熱中しやすくなり、気づいたら何時間も経っていた…ということがあるようです。姿勢の悪さ、ブルーライト、電磁波など原因は様々ですが結果的に眠れなくなったり、全身症状が出るまでに悪化してしまった状態です。

 頭痛、貧血、発汗異常(多汗・無汗)、睡眠障害(眠れない、いつも眠い)、手足のふるえ、脱力、食欲不振、腹痛など、いわゆる不定愁訴とされる症状が続き、改善しなければ悪化していくことが多いです。

・電磁波過敏症

 スマホから発せられている電波や、無線ルーター(Wi-Fi)の電波、Bluetoothの電波は、電子レンジと同じ周波数帯の「マイクロ波」という電波が使われています。私が今まで使っていた音楽プレイヤーやガラケーは、頭の向きを変えるとBluetoothイヤホンへの音が途切れたりしていましたが、最新のスマホは同じイヤホンでも途切れることがありません。おそらく、新しい機器ほどこれらが発する電波の強度は強くなっているものと考えられます。

 スマホを頭に近づけて通話することは、大げさに言えば頭に電子レンジを近づけているのと同じような状況ですから、血管や耳の中にある液体がわずかに膨張して、頭痛やめまいや耳鳴り、乗り物酔いのような症状が起こる可能性があります。長時間の通話を避ける、ハンズフリー機能で少しでも端末を頭から離して使う、などの対策が考えられます。

・依存症状

 直接的な影響ではないと思いますが、LINEやメールなど、生身の人間と顔を突き合わせて話したり、電話で相手の声色をうかがうことが少なくなったことで、他人との距離感を感じ取れなくなったり、逆に必要以上に気を遣ったり、コミュニケーション上でストレスを感じることが多くなっていると思います。仲間うちから孤立してしまうのでは、などの不安からスマホ、SNSを手放せなくなっている方が増えてきているようです。

 結果的にスマホの使用時間が増え、不安に加えて前述のような身体症状が出る可能性があります。

・対策

 肩こり・首こりや腕、手の痛みなどは、同じ姿勢で長い時間固定されたことによる血流の悪さや、人間があまり使わないはずの筋肉を使ってスマホ操作をしていることが原因であることが多いです。こまめに動かしたり、正しい姿勢を意識したりして、まず悪い姿勢を予防しましょう。既に症状が出ている場合は、強い刺激のマッサージやけん引は避け、お風呂で軽くマッサージ(あまり強い力でやらない)などしつつ、体操などで徐々に血流改善と姿勢改善を試みるといいと思います。画面タッチに使う指を変えてみる(親指→人差し指)、片手打ちを両手打ちにしてみる、など試してみてもいいと思います。

 眼精疲労や視力低下は、1度悪くなるとなかなか良くなりませんので、やはり長時間の使用を避けることに勝る予防策はないかもしれません。スワイプ時(特に画面を高速にスクロールさせるとき)は画面から少し視線を離すようにする、意識して凝視状態を避けるまばたきの回数を増やす軽く温めるなどして目の周りの筋肉をゆるめて休ませたりするといいと思います。ブルーライトを軽減するモードやメガネなどを利用して目への影響を少なくすることもできますが、それで安心してスマホの使用時間が増えてしまっては結局同じことだと思います。

 睡眠障害や全身症状まで出ている場合は、規則正しい生活を送ることを意識して、寝る前1時間は部屋を暗めにしてスマホをできるだけ触らない、当たり前ですが体がスマホの使用を拒否し始めていますので、少し考える時期に来ていると思います。スマホ・ネット・SNS依存症に至っては、心療内科等の受診も考えられますが、最終的には本人の意思で依存状態から抜け出そうとすることだと思います。

 症状が出る、ということは体がSOSを出して「改善しないとえらいことになりますよ」と警告しているということです。本当は症状が出る前に、そうならないように意識して対策を講じておくべきですが、症状が出始めてしまったら、体の叫びを聞く姿勢をきちんと持ち、いたわってあげることが大事です。
 
  
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